戦慄の都市ジャングルを忍者が斬る! 忍者龍剣伝 テクモ 1989年2月より稼動 |
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Reveiw |
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忍者を操作して、アメリカの犯罪組織と戦うベルトスクロール型アクションゲーム。 ”日本の忍者が現代のアメリカで戦う”という設定は、80年代にショー・コスギが海外で 巻き起こした”ニンジャ映画ブーム”が元になっている。 「忍者龍剣伝」といえば、タイアップで同時発売されたファミコン版が名作として知られているが、 アーケード版の内容はまったくの別モノ。 ファミコン版はシリアスなストーリー展開やハードなジャンプアクションを売りにしていたのに対し、 アーケード版はニンジャ映画によくある”間違った日本のイメージ”を取り入れた世界観や クセのある操作システムが特徴の格闘アクションになっていた。 操作システムでまず目を引くのが、細長いスティックの先にボタンが付いたコンパネの存在である。 これは先端の「握れボタン」を押すことで様々な所へ掴まる事が可能となっており、 掴まった状態からの攻撃や鉄棒を飛び移りながら進むなどの”忍者らしい動き”が再現されていた。 また、本作といえば代名詞的技である「首切り投げ」の存在も忘れてはならない。 これは”ジャンプ中に敵の首を掴んでそのまま投げ飛ばす”というもので、 同社の「デッド・オア・アライブ」や「NINJA GAIDEN」にも採用されている人気の高い技である。 サウンドを担当したのは後に「ときめきメモリアル」に携わる斎藤幹雄氏。 開発は「アルゴスの戦士」を手がけたストロング島率いる”STRONG TEAM”によるもの。 バカゲー的な扱いを受ける事が多い作品だが、 B級おバカ映画的なノリが楽しめる人にはオススメの一品かもしれない。 |
遊び方 | |||||
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■操作はボタン付8方向レバーに 【闘え】 【跳べ】の2ボタン ■闘えボタンを連打すると「3段連続拳」が出ます。 跳べボタンで敵を飛び越えつつ闘えボタンを押すと「首切り投げ」。 ■レバーの先端にある「握れ」ボタンを押すと鉄棒などにつかまります。 鉄棒を飛び移る時はジャンプと握る動作を繰り返してください(綱渡り術)。 つかまりながら闘えボタンで強力な「反動蹴り」が出ます。 ■高い所へはレバー上+跳べボタンのハイジャンプで登ってください。 ■壁に向かってレバーを入れると、敵の背後を取る「飛鳥がえし」。 ■障害物に敵をぶつけて破壊するとアイテムが出現します。 ・全6ROUND 1周エンド ・コンティニューあり エンディングあり |
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ぶちかましアイテム | |||||||||||||||||||
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Story | ||||||
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1999年、「ノストラダムスの大予言」の恐怖が、アメリカ全土を飲み込んだ。 世界最高の厳重警備を誇るアルカトラズ監獄で、大規模な脱獄事件が起こった。 その囚人達を背後で操ったのは、悪の総帥「ブレードダムス」。 彼は、あの大予言者「ノストラダムス」の血を引く者である。 ブレードダムスを中心として、脱獄した囚人達はアメリカ全土に散らばり、巨大な組織を作り上げた。 そしてついに、彼らはその魔の手をアメリカ大統領に伸ばしたのであった。 大統領を誘拐した彼らが手にしたものは、まさに1999年の恐怖・ICBMの発射指令スイッチなのです。 うかつに手出しできなくなった政府は、東洋から2人の暗殺者を呼び寄せた。 彼らは「忍」と呼ばれていた。 戦国の乱世より数多くの暗殺の影には必ずこの忍者の暗躍があったと言われ、 常に歴史の裏舞台を生きてきた彼ら一族は、今では伝説化されつつあった。 アイテムを手に入れ、アメリカ6つの地域を「バトルトラベル」して、ブレードダムスの組織を 粉砕することが、忍者の使命なのです。 (ゲーメストNO.29より) |
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攻略メモ | ||||||||
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■主人公の体力ゲージは敵の打撃技を3発喰らうと1つ減る仕組みで、減った時に一度ダウンします。 中には一撃で1つ減る(ダウンする)攻撃もあるので、強力な攻撃は喰らわないように注意しましょう。 この体力システムは敵側も同じで、3段連続拳は3発、首切り投げ、反動蹴り、剣による攻撃は 一撃で敵の体力ゲージを1つ奪います。 ザコの体力ゲージは基本的に2つ(一撃で死ぬ奴もいる)。ボスは4つというのも覚えておいてください。 ■敵は主人公が近づくと攻撃を出してきますが、攻撃が完全に出るまでには若干隙があります。 この一瞬の隙を狙って攻撃をヒットさせることが、本作をプレイする上で欠かせないテクニックとなっているので、 覚えておいてください(図1)。 この隙はROUNDが進むごとに少なくなり、タイミングも難しくなってきます。 3段連続拳を入れる際は、上下から近づく”軸ずらし”を使うのが基本です。 ■攻撃を受けそうになったら、とりあえずジャンプを出しておけば一撃受けるだけで済みます。 ■ハイジャンプは高い所へ登るだけでなく、画面奥へ逃げる時にも使えます。敵に囲まれたらハイジャンプで逃げましょう。 ■首切り投げは着地後に大きな隙が生まれます。反撃を受けそうな場面で使用するのは控えてください。 ■反動蹴りはリーチが長い上に攻撃力も高いため、上手く使えば大量の敵を安全に素早く倒すことができます。 掴まる所があるポイントでは有効に活用しましょう。 ■敵が上の段へ昇り降りする時は隙だらけで、一方的に攻撃する事ができます。 敵が強力になる4面以降では、敵を上下に誘導してこの隙を狙うとだいぶ楽になります。 ■剣は敵を10回斬るまで無くなりません。状況に応じて温存しながら進んでください。 ■敵を3段連続拳で攻撃している時に背後に敵が来ても、振り向いて背後の敵に一撃、また振り向いて 前の敵に一撃・・・ という風に繰り返して行けばどんなにたくさんの敵に囲まれてもノーダーメージで 倒すことができます(図2)。4面のザコ大量発生地帯などで活用してください。
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