傷だらけのランナー メトロクロス ナムコ 1985年5月より稼動 |
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Reveiw |
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傷だらけのランナーを操作し、地下通路に仕掛けられた障害物を乗り越えながら 制限時間内にゴールを目指す横スクロールアクションゲーム。 障害となるのはハードルやジャンボ缶、落とし穴などで、これらに触れても転倒したり 一時的に潰されるだけでミスにはならない。 その代わり、厳しい制限時間以内にゴールのゲートを通過しないと ランナーが感電死してゲームオーバーになってしまう。 一見するとユニークな感じのゲームだが、感電死から逃れるためにひたすら走り続ける光景は 哀愁漂うBGMと相まって、どことなく物悲しさを漂わせていた。 これは本作が”毎日時間に追われながら会社へ急ぐサラリーマンの姿”をモチーフにしているためで、 プレイヤーの分身であるランナーには走る理由や明確な名前などは設定されていない。 ゲームデザインは傷だらけのランナーのモデルにもなっている岡本達郎氏によるもの。 「マッピー」や「リブルラブル」も手がけた大野木宣幸氏によるサウンドも ゲーム性とマッチしていて印象深かった。 |
遊び方 | |||||
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■操作は8方向レバーにジャンプボタンのみ。 ■障害物をよけながら制限時間以内にゴールへたどり着けばクリア。 時間切れになるとランナーが感電死してGAMEOVERになります。 ■1ステージは4ラウンド構成で、1〜3ラウンドをクリアすると それぞれの残りタイムが4ラウンドのタイムにプラスされます。 ■ゴールすると残りタイム0.1秒×50Ptsのボーナスがもらえます (4ラウンドのみ100Pts)。 ・全32ROUND 1周エンド ・コンティニューあり エンディング(メッセージのみ) |
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アイテム&イフェクト・フィーチャー | |||||
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≪アルミカン≫ ポカリスエットみたいな缶。ジャンプで踏み潰すとタイマーが2秒停止。 連続で蹴ると100、500、1000、2000、5000の順に得点が入る。 ≪スペシャルドリンク≫ 緑の缶。これを飲むとランナーが一定時間スピードアップ。 踏み潰すとタイマーが2秒停止する。スピードアップ中に缶を潰すと スピードアップ時間が延長される。 ≪スケボー≫ スリップゾーンも素早く走行可能になるが、ジャンプはできなくなる。 ≪ジャンプ台≫ ジャンプボタンを押しながら乗ると遠くへジャンプできる。 |
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攻略メモ | |||||
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■敵や障害物に当たりそうになったら、とりあえずジャンプしておけば当たっても弾かれるだけで済みます。 ■マップを覚えてアルミカンやスケボーなどのアイテムやクラッカーを有効に活用しましょう。 ■クラッカーを踏むと破裂して転倒しますが、ジャンプボタンを押しながら中心部分に乗ればジャンプ台と同様に 遠くまでジャンプできます。とても重要なテクニックなので必ず覚えてください。 ■スケボーに乗りながら中心を床のラインに合わせると一部の敵以外には当たらない半無敵状態になります(図1)。 これも超重要テクニックで、全ラウンドクリアには欠かせません。 スケボーが無くてもできますが、スリップゾーンの影響を受けるので使い所は限られてしまいます。 ■走りながらレバーを一瞬、左へ戻してから右へ加速してジャンプすると3ブロック分を飛び越えることができます(図2)。 ■転倒や潰された時はボタン連打で回復。ネズミに噛まれた時はレバガチャで素早く振り解けます。 ≪隠しボーナス≫ ■スケボーに乗ったままゴールすると10,000Pts。スケボーに乗りながら別のスケボーに乗り換えると2000Pts。 クラッカーでゴールのゲートを飛び越えてゴールすると5000Ptsもらえます。
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ツタロウ恒星暦2200年 | |
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左はベーマガ創刊4周年記念号に掲載された 「メトロクロス」開発スタッフによる漫画です。 内容は自分は誰なのか、ここは何処なのかさえわからない 1人の男(モデルは岡本達郎)が、崩壊してゆく通路から逃げるために 出口を求めてひたすら走り続けるというもの。 最後は自宅のベッドで目覚めて、夢だった事にホッとしますが、 部屋を出るとラウンド2が始まるというオチになっています。 |