マリオ!ルイージ!おじゃま虫を倒せ!
マリオブラザーズ
任天堂  1983年6月より稼動


Reveiw
ドンキーコング」で活躍したマリオとその弟のルイージが、
土管から湧き出てくるカメやカニなどを退治する
固定画面アクションゲーム
ゲームのタイトルに初めて「
マリオブラザーズ」の名を冠したのはゲームウオッチ版だが、
テレビゲームで使ったのはこのアーケード版が最初。
弟の
ルイージカメファイアボールコイン土管といったマリオシリーズではお馴染みの
キャラクターやアイテムも本作からの登場となる。
ゲーム内容は、土管から出てくる敵を
床下からのパンチで気絶させ、蹴り落とすというもの。
敵の挟み撃ちなどに気をつけながら全ての敵を蹴り落とせばステージクリア。
中央の
パワー床を叩くと床の上にいる全ての敵がひっくり返るが、3回使うと無くなってしまう。
システム部分で画期的だったのが当時では珍しい
2人同時プレイができた所で、
”2人が隣り合ったプレイスタイル”を取り入れた草分け的存在でもある。
アーケードの2人プレイは普通に協力するだけだが、後に発売されたファミコン版では
お互いに邪魔をし合う「
殺し合い」と呼ばれる遊びが流行した。
制作は後に「スーパーマリオ」や「ゼルダの伝説」を手がける宮本茂氏によるもの。

この後、任天堂は「パンチアウト」や「VSシステム」のリリースを最後に
アーケードゲーム事業を撤退してしまうが、ゲームセンターで産声を上げた
マリオコングなどのキャラクターは、任天堂ゲーム機の人気者として
世界中で活躍し続けている。


遊び方
 操作は2方向レバーにジャンプボタンのみ。
 土管から出てくる敵を床の下からパンチ(ジャンプ)でひっくり返し、
   蹴り落としてください。敵を全て倒せば次の面へ進めます。
 ひっくり返った敵が自力で起き上がると、色が変わってスピードUPします。
 敵を1匹倒すごとに土管からコインが1枚出てきます(800Pts)。
 中央にあるパワー床をたたくと床の上の敵を全てひっくり返せます。


 ・一周22PHASE   クリア後は16PHASEからループ
 ・コンティニューなし   エンディングなし

 ・エクステンド/2万、5万、10万、14万、17万、23万・・・
ファイターフライの倒し方。新しい敵が登場する時はデモ画面で倒し方を解説してくれた。


敵キャラクター
 ≪シェルクリーパー≫
  カメさん。ひっくり返すと甲羅から飛び出してくる。
 ≪サイドステッパー≫
  カニさん。1回叩くと怒り、2回目でひっくり返る。ピンクが速い。
 ≪ファイターフライ≫
  ハエさん。床に接していない時は叩けない厄介者。
 ≪スリップアイス≫
  フリーズ。床を凍らせて滑りやすくしてしまう。PHASE10から登場。
 ≪ファイアボール≫
  一定時間で出現。赤いファイアボールと緑のグリーンボールがある。
 ≪つらら≫
  PHASE17から出現。最上段と土管に発生して落ちてくる。
一般的には3ヵ月後に発売されたファミコン版の方が有名で、アーケード版は知らない人も多い。


攻略メモ
 敵は連続で蹴り落とすと800、1600、2400、3600の順に得点UPします。
 PHASE10以降はグリーンボールの攻撃が激しくなりますが、開幕パターンを作る事で最初の2匹は
   グリーンボールの出現前に倒す事ができます。
 最初に
カメハエが出てくる面では開始前からレバーを右に入れておいて素早く中央の床へ登れば、
   落ちてくる前に2匹とも倒すことができます。
カニパワー床の上で待ち伏せて効率良く叩いてください。
 ファイアボールは倒すごとにスピードUPします。倒しすぎると発狂するので注意しましょう。
 グリーンボールはマリオが同じ段に長時間いると出現し、難易度の上昇と共に出現間隔が短くなります。
   後半面で敵を待つ時は、直前まで違う段で待つなどして出現位置を上手くコントロールしてください。
   グリーンボールは高度が低い時なら天井のある所でもジャンプで飛び越える事もできます(下の図を参照)。
 パワー床の使用制限は3回ですが、無くなってもボーナス面(2回目以降)で回復します。
   無理に節約しないで、ここぞという時に使ってしまいましょう。ボーナス面はPHASE4、9、16です。
 つららは水滴の状態ならパンチで破壊できます。
グリーンボールは常に一定の軌道で飛んでいるため、
図の青で示したポイントでギリギリまで引き付ければ
垂直ジャンプでも飛び越える事ができます。
カメやカニが近づけないパワー床の上で
飛び越え続けていればほぼ安全地帯になりますが、
たまにファイアボールやファイターフライが
来る事があるので気をつけてください。
 PHASE10辺りまでなら誰でも簡単に進めますが、12辺りから急激に難しくなってきます。
 アドリブが欠かせないゲームなので、上達するにはひたすらやり込んで慣れるしかありません。


ファミコン版との違い
 ■アーケード版はキャラクターが一回り大きい(とくにファイアボール)。
 ■カメに接触すると、噛み付くグラフィックがある。
 ■ひっくり返ったカメを放置しておくと、甲羅を脱いで自分で起こす。
 ■新しい敵が登場する前に、デモ画面で倒し方を説明してくれる。
 ■画面端(左右)にグリーンボールに対する安全地帯がない。
 ■PHASE17からつららが発生する

≪関連リンク≫
ニコニコ動画(マリオブラザーズ/アーケード版

ドライブイン環8(同時プレイのテクニック)

  

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