ジャッキー・チェンのクンフー炸裂!!
スパルタンX
アイレム  1984年12月より稼動


Reveiw
武術の達人であるトーマスを操作して、宿敵「X」の館に捕らわれた恋人、
シルビアを救出に向かう横スクロールアクションゲーム。
ジャッキー・チェン主演の映画「スパルタンX」(同年12月15日公開)を元にした作品だが、
映画を見る前に制作を開始したため、ゲーム内容はまったくの別物となっている。
操作は4方向レバーにパンチとキックの2ボタンによるもので、
様々な敵やトラップをクンフー技で撃退しながら進んで行く。
最後には強力なボスが待ち構えており、ボスの体力ゲージをゼロにすれば1ステージ(1階)クリア。
館の5階まで登り、組織のリーダーである「X」を倒せばシルビアを救出することができる。
横スクロールアクションの基礎を確立した草分け的存在であり、
当時では珍しかったラスボスエンディングの存在、敵の多彩な攻撃体力ゲージなどの
要素は後の作品にも多大な影響を与えることになった。
「スパルタンX」と言えば、一般的には半年後に移植されたファミコン版の方が有名なため、
アーケード版の存在は初耳という方も多いのではなかろうか?
内容はほぼ同じだが、ファミコン版ではアーケード版の問題点とも言える斜めジャンプや
技の連射性能などが改善されており、難易度的にも親しみ易い物になっていた。
開発は後にカプコンで「ストリートファイター」を手がける西山隆志氏によるもの。
プログラム以外は彼一人で全てを担当している。


遊び方
 ■操作方法は4方向レバーに 【キック】 【パンチ】の2ボタン
 ■レバー下でしゃがみ、レバー上でジャンプ。
   少し(3歩ほど)
助走してからレバー上前方へジャンプします。
 ■しゃがみ中にキックボタンで
脚払い、パンチだとしゃがみパンチ
   ジャンプ中にキックボタンで
ジャンプキックも出せます。
 ■敵を倒しながら進み、最後に待ち受けるボスを倒せば1面クリア。
 ■敵に捕まったらレバーをガチャガチャやって振りほどいてください。
 ■エネルギーが無くなるか、時間切れで1ミスです。


 ・全5ステージ   クリア後はループ
 ・コンティニューなし  エンディングあり

 ・エクステンド/50000Pts
「シルビアの命が惜しければ悪の館まで来い。5人の武術の達人がお前を楽しませるだろう」。


最上階への道
3面ボスの怪力男。ゲーム内容はブルース・リー主演の「死亡遊戯」がモデルと思われる。 技のモーションがファミコン版より遅い(コマの数が多い)ため、一瞬の判断ミスが命取りになる。


攻略メモ
 ■レバガチャをやり易いスティック操作推奨。パッド操作だとなかなか振りほどけません。
 ■本作のザコはこちらが先へ進まない限り無限に出てくるので、とにかく先へ急ぐことが有効な攻略法といえます。
   早く進むには
敵の攻撃が届く直前までレバーを進行方向に入れて、できるだけ距離を稼ぐようにしてください。
 ■攻撃を出している最中にレバーを背中方向へ入れると攻撃を出したまま振り向くことができます。
   左右から敵が同時に来てしまったら、この方法で切り抜けてください。
 ■「三」の柱以降で後方に出現したナイフ投げを残しながら進むと
他のザコが出現しなくなります
 ■連なったつかみ男を1回のジャンプキックでまとめて倒すと、200、400、800と得点アップします。
 ■あまり使いどころはありませんが、攻撃はしゃがむことでキャンセルできます。
  ステージ別攻略
 1コインクリアの難易度 ★★★★  1周にかかる時間=約7分
 一見、シンプルに見えるんですが、実は意外とシビアな操作を要求されるゲームです。
 クリアするにはひたすらやり込んでタイミングに慣れるしかありません。
 


販促チラシ
映画の内容はスペインでホットドッグ屋を営むトーマス(ジャッキー)らが
謎の美女、シルビアと出会うことで伯爵の遺産相続問題に巻き込まれるというもの。
チラシには映画に登場した俳優の写真がふんだんに使われていますが、
ゲームの画面写真と全然合っていない所に違和感があります。
私もこのゲームのタイトルを初めて見た時は「あれっ??」と思いました。

ファミコン版にはジャッキーの写真は使われていませんが、
←の一番下にあるジャッキーのポーズをよく見るとファミコン版の箱絵
に使われていることがわかると思います。

≪関連リンク≫
PS3、PSP版「アイレム・アーケードクラシックス
PS、SS版「アイレム・アーケードクラシックス
スパルタンX」(アイレム・1984.12)
映画「スパルタンX」(クライマックス)


   

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