それは悪によって、歪められた異次元空間より始まる―。
R-TYPE
アイレム  1987年7月より稼動


Reveiw
グラディウス」や「ダライアス」と共に80年代を代表する3大横シューティング
1つとして数えられている名作シューティングゲーム。
その画期的なシステムアイデアの数々は後の作品にも多大な影響を与えることとなった。

まず、驚かされたのが”フォース”と呼ばれるオプションの存在である。
これまでのゲームは自機をパワーアップさせるのが当たり前だったが、このフォースは自機とは別に
”育てて行く”ことが可能で、使い方もシールド替わりにしたり、敵に撃ち込んで弱点を
攻撃するなどの様々な工夫が凝らされていた。
自機回りでは”ため撃ち”(波動砲)最初に取り入れたことでも知られている。
似たような物は「
フォーメーションZ」(84年)でも採用していたが、完成度の高さやその後の
影響力を考えると本作が最初と言ってよいだろう。
1画面に収まりきれないほどの巨大戦艦を採用したのも本作からで、
その圧倒的な大きさと斬新な攻撃方法に多くのプレイヤーが度肝を抜かれた。
この他にも、地形に
反射するレーザーや染色体のように絡み合うレーザー地形を作る敵
千切れると
暴れる触手動く迷路のようなステージなど、多くのアイデアが取り入れられている。
遺伝子生殖器などをデザインに取り入れた世界観も斬新で、人気が高い。
これまでのアイレムはコミカルな作品が多かったが、本作の緻密なグラフィックや
独特な世界観はアイレムという会社のイメージさえも塗り替えてしまった。

開発はKINTE氏(チームリーダー)、ABIKO氏(ゲームデザイン)、AKIO氏(キャラデザイン)、
SCRAP氏(サウンド)、SUM氏(ソフト)など(本名不明)。
続編は89年に「R‐TYPEII」、92年に「
R‐TYPE LEO」が作られている。


遊び方
 ■操作方法は8方向レバーに
   【ショット、波動砲】 【フォース(合体、分離)】 の2ボタン。
 ■ショットボタンを押したままにしてから離すと、
   強力な波動砲を撃つことができます。
 ■
POWアーマーを倒してアイテムを取ってください。
 ■
フォースはレーザーアイテムを取ると出現し、さらにアイテムを
   取ることで3段階まで成長させることができます。
 ■
フォースを装着時に分離ボタンを押すと分離攻撃が可能。
   分離中に押すと自機の元へ戻ってきます。
 ■
フォースは自機の前後、どちらでも装着可能です。

 ・1周8ステージ   2周エンド
 ・コンティニューあり  エンディングあり

 ・エクステンド/10万、20万、35万、50万、70万
部分的にグラディウスを意識した表現があるため、最初はコナミの作品と思った人も多かった。



アイテム
反射レーザー 敵や障害物に反射するレーザーを撃てる。
対空レーザー 強力な曲線レーザーを撃つことができる。
対地レーザー 地形に沿って進むクリープレイを上下から発射する。
追撃ミサイルユニット 敵を追撃するミサイルを発射できる。
スピードユニット 自機のスピードUP。最大5段階まで。
ビット 自機の上下にオプションが付く。最大2個まで。
威圧的なBGMと共に姿を現す巨大戦艦。斬新なアイデアの連続に、驚かされっぱなしだった。


攻略メモ
 ■基本的に覚えゲーです。動画などを見て攻略パターンを暗記してください。
 ■装備は対空レーザー一択でほぼ全てのステージをカバーできます。
 ■
フォースは耐久力の低い敵や敵の弾(レーザーなどは除く)を防ぐことができます。
 ■
ビットは耐久力の低い敵を倒すことができますが、敵の弾は防げません(一部例外あり)。
 ■ラスボスは
フル装備時に使える安全地帯を利用すれば楽に倒せますが、フル装備に必要なビット
   全ステージに
4つ(ステージ1に1個、4に2個、7に1個)しか出現しません。
   復活も難しいゲームなので、初心者はラスボスまでノーミスで行くのが最も有効な攻略法と言えます。

 1コインクリアの難易度 ★★★★★  1周にかかる時間=約18分
 グラディウスと同じくノーミスで進む覚えゲーです。
 4、6面辺りが山場になっているので、攻略パターンをしっかり覚えて対処してください。
 


業務用POP
左はR‐TYPEのテーブルPOP
(未使用品)です。
撮影のために折り曲げてしまうのは
もったいなかったので、
カラーコピーしたものを組み立てました。

POPの左右には
緊張、爽快、衝撃を一度に体感できる
話題の異次元シューティングゲーム

と書かれています。

≪関連リンク≫
プレイステーション用ソフト「R-TYPES
Xbox Live「R‐TYPE Dimensions
R‐TYPE 1周目(ニコニコ動画
R‐TYPE 2周目(ニコニコ動画)
ゲーメストのインタビュー記事


  

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